9月
16
9/15、敬老の日は棟上げでした。
幸い辛うじて天気にも恵まれ、何とか土砂降りだけは避ける事が出来ました。
颯爽と材木を組み上げて行く大工さんは凄いな、と何度見ても思います。
そういえば昨夜、NHKか何かの番組でエリート大工が急増しているという話を聞きました。
エリート大工。。
どうやら四年生大学卒業の大工さんの事を指すようで、
評論家っぽい方が、
「これからは四大卒の大工が求めれらる時代だ」
とか言っていました。
更に、
「大工の仕事は幅が広い。四大卒と中卒高卒とでは一般教養レベルも違うし、四大卒の方がより深みのある仕事をこなす事が出来る」
とも。
四大卒の大工さんが増える事は何だ問題はありませんし、むしろ幅広い層の大工人口が増える事は大変喜ばしい事だと思います。
ただ何となくその評論家の発言が鼻に付く言い方だったので若干気分を害しました。
そして、ついに大工の世界にも学歴社会が到来するのかと、若干残念にも思いました。
僕は大工じゃありませんし、大工の世界は何となくしか分かりませんが、
仕事に対して直向で謙虚であれば学歴なんて二の次でしょう、と思います。
あ、愚痴っぽくなりましたが、棟は無事上がりました。
本来は二階に上がり棟梁に祝詞(のりと)を読んで貰うのですが、時間も遅く暗かった為、安全を配慮し1階で上棟式を行いました。
1階でやったのは初めてでしたv
9月
10
スケッチ展には沢山の方にご来場頂き有難うございました。
総勢300名の来場者があり、スケッチを見ながらあーだこーだ言いながら楽しい時間を過ごす事ができました。又、スケッチが住宅建築に於いてどのような役割を果たすのか皆さんにご理解頂けたように思います。
次回は懲りずに米子市立美術館で開催しようと思っています。
ほんと懲りないですね。
9月
3
近年住宅等で珪藻土を利用するケースが大変増えてきました。
メディアでも健康建築材料!と散々煽っていますし、とりあえず珪藻土だったら間違い無いという風潮があるような気がします。
で、
珪藻土って何なん?
という話なんです。
偉そうに文章書いている自分もまた今一つ分かってないわけですが、
字を読んでそのまま、「土」の事のようです。
多少詳しく説明すると、藻の一種のプランクトンが200~300万年前に体積して出来た土層の事を指すようです。
土というよりむしろ、岩石の類ですね。
その珪藻土原石から生成された珪藻土という土壁材が、周知の通り、調湿効果があったり、消臭効果があったりし、健康に良い材料!という市民権を得たわけです。
その珪藻土ですが、取り扱っているメーカーが何十社もあり、そしてまた仕上りの風合いも大変酷似しているので、採用する際にどのメーカーの珪藻土を使ったら良いか迷ってしまうのが現状で、結局採用の決め手になるのが、㎡当りの単価が安かったり、大手メーカーの珪藻土だからとりあえず安心、と言った理由になるケースが多いような気がします。
しかしながら、珪藻土に含まれる成分は各社メーカーによって異なりますし、また珪藻土含有率もメーカーによって異なります。
極端な話、珪藻土が1%でも含まれていれば珪藻土という事になるのです。
設計する立場に置いて、そうした細かい所での見極めが重要になってくるなあと感じます。
中国の餃子と一緒ですね。
グダグダと書きましたが、とあるメーカーさんの受け売りです。
珪藻土の成分表は開示しているメーカーとそうでない所があるようです。
今後は注意しなくてはいけませんね。