9月
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近年住宅等で珪藻土を利用するケースが大変増えてきました。
メディアでも健康建築材料!と散々煽っていますし、とりあえず珪藻土だったら間違い無いという風潮があるような気がします。
で、
珪藻土って何なん?
という話なんです。
偉そうに文章書いている自分もまた今一つ分かってないわけですが、
字を読んでそのまま、「土」の事のようです。
多少詳しく説明すると、藻の一種のプランクトンが200~300万年前に体積して出来た土層の事を指すようです。
土というよりむしろ、岩石の類ですね。
その珪藻土原石から生成された珪藻土という土壁材が、周知の通り、調湿効果があったり、消臭効果があったりし、健康に良い材料!という市民権を得たわけです。
その珪藻土ですが、取り扱っているメーカーが何十社もあり、そしてまた仕上りの風合いも大変酷似しているので、採用する際にどのメーカーの珪藻土を使ったら良いか迷ってしまうのが現状で、結局採用の決め手になるのが、㎡当りの単価が安かったり、大手メーカーの珪藻土だからとりあえず安心、と言った理由になるケースが多いような気がします。
しかしながら、珪藻土に含まれる成分は各社メーカーによって異なりますし、また珪藻土含有率もメーカーによって異なります。
極端な話、珪藻土が1%でも含まれていれば珪藻土という事になるのです。
設計する立場に置いて、そうした細かい所での見極めが重要になってくるなあと感じます。
中国の餃子と一緒ですね。
グダグダと書きましたが、とあるメーカーさんの受け売りです。
珪藻土の成分表は開示しているメーカーとそうでない所があるようです。
今後は注意しなくてはいけませんね。